Linkdazeは予定表ではなく、家庭を動かすスマートハブを目指す
仕事、学校、通院、スポーツ、家事などが重なると、家庭の予定管理はすぐに複雑になる。紙のカレンダーや、家族の一人だけが確認するスマートフォンのアプリでは、全員に同じ情報を共有するのが難しい。Linkdazeはこの課題に対し、家庭の共有スペースに置くタッチスクリーンを、予定と用事をまとめる拠点として提案している。
主なポイント
- 複数サービスに対応:Google、iCloud、Outlook、Yahoo、Coziのカレンダーを同期できる。家族がそれぞれ異なるサービスを使っていても、全員が一つのアプリへ移行する必要はない。
- 予定以外も管理:予定の表示に加え、家事、報酬、食事計画、買い物リストを扱える。使っていない時間には、家族写真を表示するデジタルフォトフレームとしても利用できる。
- 写真から食事計画を作成:Snap-to-Syncでは、紙のレシピや子どもの学校の給食メニューを撮影する。システムは内容をデジタルの食事計画に変換し、買い物リストの作成にもつなげる。新しい発想ではないが、手入力を減らせる点は日常的な利便性につながる。
- 主要機能に月額料金なし:Linkdazeは主な機能をサブスクリプションの対象にしていない。15.6インチと10.1インチのモデルがあり、10.1インチ版は119.99ドル。比較対象のSkylightは10インチモデルが149.99ドルからで、年79ドルのサブスクリプションも用意している。
意味と課題
Linkdazeの差別化は、まったく新しいカレンダーを作ったことではない。家族の予定を集め、担当する家事を決め、食事と買い物まで一つの流れにつなげようとしている点にある。共有スペースに置かれた画面なら、スマートフォンの中にあるアプリよりも、家族全員の目に入りやすい可能性がある。
想定される利用者は忙しい保護者だけではない。学生のシェアハウスや共同生活の場でも、掃除、勉強、共有の食事などを調整する用途が考えられる。
一方、主要機能を無料にする判断には事業面の課題もある。接続型ハードウェアでは継続課金が一般的になっており、月額費用を避けられることは導入の後押しになる一方、メーカー側にはハードウェア販売など別の収益源が必要になる。また、写真からの読み取りは画像の鮮明さや元のレイアウトに左右されるため、生成された計画を完全に確認なしで使えるとは限らない。
Linkdazeは、単なる電子カレンダーというより、家庭の運用を支えるダッシュボードに近い。実際に定着するかは、家族が共有画面を日々の習慣に組み込めるかにかかっているが、複数サービスへの対応、主要機能の無料提供、写真を使った買い物リスト作成は、競争の激しいスマートディスプレー市場での明確な特徴になる。
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